人に感染するペットの病気 4
人畜共通伝染病といっても、病気の現れ方はさまざまです。
狂犬病のように人にとってもペットにとっても致命的な病気もあれば、包虫病やシャーガス病のようにペットはほとんど無症状なのに、うつされた人の方はしばしば死亡するという飼い主にとってははなはだ迷惑な病気もあります。
もちろん、逆にペットにとっては重い病気でも、人はごく軽い症状で済んでしまう場合もあります。
このように、人畜共通伝染病では、ある動物と他の動物、動物と人とでは、同じ病原体に感染しても現れる症状が違うという病気が少なくありません。
病原体は、ウイルス、リケッチア、クラミディア、細菌、かび、寄生虫などいろいろあります。
(注)
・ウイルス・・・核酸とたんぱく質からなり、光学顕微鏡ではみえない小さいもの。
宿主の細胞でしか増殖できない。
・リケッチア・・・日細菌とウイルスの中間の大きさで、桿(かん)球状または多形性。
細胞内で発育し、人工培地では発育できない。光学顕微鏡でみえる。
・クラミディア・・・大きさその他はリケッチアに似ている。
細胞内寄生で、封入体をつくる。人工培地では発育しない。細菌とリケッチアの中間。


