社会的情報処理と仲間関係
他児は、この評価や解釈に対応した反応(無視や反撃)を行います。
この他児の反応はさらに攻撃的な子どもの不適切な情報処理を通し歪められ、さらに攻撃的な反応を生むのです。
このような悪循環は、他児からの「あの子は乱暴だ」という先入観やレッテル貼りとなって、周囲からの評価を低めていきます。
こうした低い評価の固定化は、場合によっては非行や問題行動をもたらすことになります。
社会的行動を、社会的問題解決の結果あらわれた行動とみなすことによって、その問題解決過程で生じている情報処理のステップや、問題解決を方向づけている子どもの予期や価値を明らかにすることができました。
・・・このような観点から、子どもたちが生き生きとした友人関係を持ち、たくましく生きていくために必要な事柄を述べてみましょう。
前述のように、不適切な社会的情報処理は対人関係の中での悪循環をもたらすものです。
この悪循環を断つためには、子どもの不適切な認知・情報処理過程への介入が重要です。