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2011年04月 アーカイブ

ブドウの同時栽培

十七世紀後葉から十八世紀前葉にかけて、アルザス各地のブドウ村は、成熟期間や地質などを勘案して、同時に複数種のブドウを栽培するようになります。
なかにはリクウィルのブドウ園主オルトリーブのように、一人でリースリングやトカイ、マスカットなど、一〇種近くのブドウを栽培する者もいた。
こうしたブドウから作られるアルザス・ワインの名声は、いったいどこまで鳴り響いていたのだろうか。
ここに、それを如実に物語る史料があります。
一六六七年、ギューウィレの市当局からスイスのルツェルン市に宛てられた書簡で、そこには次のような苦情が記されています。
「私共は以下の事由に鑑みて、ルツェルンの諸氏たちに斯様な書状をしたためることを決定しました。
すなわち、(貴市の)商人たちが当地のルーファッシュやウェスタルテン、スールツマなどでワインを買い漁り、それをギューウィレ・ワインと称して売り捌いている……」

当時、ギューウィレの代表的な高級ワインと言えば、白ワインのウァンヌかトラミネの一種とされるキッテルレであるが、この書簡はスイス商人たちがアルザスで安ワインを購入し、これを高価なワインとして売っていると弾劾するのです。
結末はどうだったか。
以後、ギューウィレの方で地酒にラッツェテルなる原産地証明書をワインにつけるようになったことからすれば、おそらく書簡の訴えはさほど効力をもちえなかったのです。
もちえないほど、ギューウィレ・ワインは貴重だったとも言えます。
と同時に、この事実は、いわゆる銘柄種のまがい物を売り捌く商法が、かなり一般化していたことをも物語っているのです。

最近では通販でワインを扱っているところも増えてきましたけど、こうしてお店の特徴が分かるサイトがあるととっても参考になりますね。

さらなる品種改良2

しかし園芸用の交雑やペンタキープは学理より先行したようである。

その技術は十八世紀以後にはきわめて有効に利用されて、西ヨーロッパの花卉園芸文化の発展の基礎になって、日本をはるかに引き離すことになった(図III-1)。

面白いのは、花は花粉を受けて受精し、果実、種子をつけること、つまり動物の有性生殖と同じ原理が植物にもつらぬかれていることは、古代メソポタミアですでに気づかれていたらしい点である。

この地方の主要果樹であるナツメヤシは雌雄別株で、雌花に雄花の花粉が必要である。

ナツメヤシ林は雌株ばかりでは結実しない。

そこで雄株の花穂を切りとり、雌株の花の上をそれでたたき、花粉を散布し、受粉させる必要がでてくる。

こうした作業をレリーフにしたものが出土している。

古代メソポタミア時代から、西洋では植物の有性生殖の原理を知っていたのである。

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