情報化の波 3
新聞産業に大きな変化をもたらすコンピュータシステムの採用、VDTの導入にたいして、新聞労連は早くも一九年前の一九六六年夏の定期大会で基本方針を決定していました。
まだVDTが開発される以前、新聞社に初めて導入(七一年四月に朝日と日経へ)される五年も前のことでした。
VDT(当時は「テレビ型画面つきコンソール」として想定されていた)によってすすめられようとするオートメーションにたいして、新聞労連の方針が強調した点は、それが単なる機械化ではなく、人間と機械を有機的に結合するシステム化で、搾取のいっそうの強化をもたらすこと、職場・職種間、年齢層の矛盾と分断支配が懸念されること、新しい労働負担と健康障害、人間性の喪失がもたらされること、紙面の画一化や、また設備投資・術提携・経営拡大にともなう政府・独占資本のもとのゆ着が心配されること、企業間競争の激化と独占集中化がすすむこと、などでした。
そしてこの「合理化」に反対する基本要求として、人減らし反対、労働時間短縮、労働諸条件改善、職場活動の自由拡大、事前協議制の確立、配転・教育への民主的権利の保障、独占集中と中小新聞圧迫など社会的諸結果の責任追及、紙面内容画一化・反動化反対などを掲げ、これらの課題に先制的にとりくみ、要求が容れられなければいかなる新技術も導入させないという闘争の原則をあげていました。
やはり、高度の技術を使うことで、人の力が必要なくなってくるのでしょうか。