人に感染するペットの病気 5
数多くあるペットの病気のなかでも、ここで人畜共通伝染病をとくに取り上げたのは、せっかく動物を手元においてかわいがっても、その動物から飼い主や周辺にいる人たちが病気をうつされるようなことがあっては、愛がんする意味がまったく失われてしまうからなのです。
ペットがいまわしい病気、それも運の悪いときには死にいたる病気の媒介をするようなことになっては、動物愛護どころではありません。
ペットにとっても、飼い主である人にとっても、不幸このうえないことになってしまいます。
生命の尊さはペットも人も同じ。
人畜共通伝染病は、これまでに120種類以上が確認されており、このうち公衆衛生上重要なものにかぎると、およそ50種類があげられます。
そこで、このうちから、さらに人にうつる機会の比較的多い病気、悪くすれば死亡したり後遺症が残ったりするおそれのあるペットの病気を紹介し、そうした病気を未然に防ぐにはどうしたらよいか、をお話したいと思います。