人に感染するペットの病気 3
人畜共通伝染病というのは、人と動物との間に共通な伝染病のことです。
これはもともとは動物の病気で、それが二次的に人にも感染するものを指してこう呼んでいます。
1958(昭和33)年にスウェーデンのストックホルムで開かれた世界保健機関(WHO)と世界食糧農業機関(FAO)共済の人畜共通伝染病に関する専門委員会では、
「脊椎動物と人との間に自然に移行しうるすべての病気または感染を指す」
・・・と定義されています。
人畜共通伝染病のなかには、狂犬病のように、発病したイヌなどに人がかまれると、嚥傷(かみ傷)から侵入した狂犬病ウイルスに中枢神経がおかされ、イヌばかりでなく人の方も発病すれば100%死にいたるという、怖い病気が含まれています。
公衆衛生上無視できないものがたくさんあります。
発病すると死の危険もある人畜共通伝染病は、狂犬病のほかにもBウイルス病、ラッサ熱、オウム病、紅斑熱、レプトスピラ病、リーシマニア病、シャーガス病、包虫病などいろいろ知られています。