ネズミと仲良しの猫
猫は天性のハンター。
狩りをしなくてもすむ生活をしていても、狩猟本能は昔とほとんど変わらないまま受け継がれてきました。
飼い主のもとヘネズミやらスズメやらを一生懸命に運ぶ猫。
困ったもんだといいつつ、飼い主もちょっぴり鼻が高かったというものです。
ところが狩りのしかたを知らない母猫に育てられたり、生後5週間以前に引き離されると、狩ろをしない猫に育ってしまう場合が多いのです。
ネズミを見ても敵意をもたずに友だちのように接する猫も確かにいるのです。
『キャット・ウォッチング』の著書、デズモンド・モリス博士によると、狩りを教わることなく育てられた猫20匹のうち、初めて見たネズミを殺せたのは9匹。
そして、ネズミと一緒に育てられた18匹だと、わずか3匹しか殺せませんでした。
この3匹も一緒に育ったネズミと同種のネズミは、けっして攻撃しませんでした。
狩猟本能も生活の環境によって変化するというわけですね。